アオリイカの謎
2008年 09月 23日
私の密かな大好物はアオリイカ、
漢字で障泥烏賊、英語で Sepioteuthis lessoniana、
ヤリイカ科・アオリイカ属に属するイカの一種で、
日本沿岸に分布する大型のイカであり、
食用や釣りの対象として大変人気があります。
胴長は約40~45センチ、大きいものでは50センチ以上、重さは6キロ以上、
沿岸域に生息するイカとしては大型の部類に入り、
胴が丸みを帯び、胴の縁に渡って半円形のひれを持ちます。
外見はコウイカに似ているが、甲は薄くて透明な軟甲です。
雄の背中には白色の短い横線模様が散在するが、雌は横線模様が不明瞭。
標準和名のアオリイカは漢字では障泥烏賊と書くが、
この名前はひれの色や形が障泥(あおり)と呼ばれる
馬の胴体に巻く泥よけの馬具に似ることに由来します。
ハワイ以西の西太平洋からインド洋の熱帯・温帯域に広く分布し、
日本では北海道以南の沿岸に分布、
特に太平洋側では鹿島灘以南、
日本海側では福井県の西側以南に多いらしい。
通常は深場に生息するが、
春から夏に掛けて産卵の為、海岸近くの浅場にやってくるそう。
海藻や岩の隙間にマメの鞘のような寒天質の卵鞘を一ヶ所に固めて産卵し、
卵からは20日程で孵化、幼体は浅い海で小魚や甲殻類を捕食して成長します。
夏には体長数センチの幼体が浅い海で落ち葉のように擬態し、
波間に漂う様が観察できるとのことです。
幼体は沿岸の浅い海で体長15~20センチ程まで成長し、
冬になると深場に移動するそうです。
外見がバショウの葉に似ることからバショウイカとも呼ばれる他、
藻場に産卵する為四国地方ではモイカ、
九州地方ではミズイカ、クツイカ、
沖縄地方ではシロイカ、シルイチャーなどの別名が存在します。
遊離アミノ酸が国産のイカとしては最高水準の上、
肉質が固く甘みがあるので兎に角美味しいです。
刺身、天ぷら、煮付けなどなど幅広く利用できるので、
我が家でも大変重宝されています。
私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!
裕美・ルミィヤンツェヴァ
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by RAGTIMEMA
| 2008-09-23 20:28